姫路市の鍼灸整骨院一心堂のブログにようこそ

「くしゃみをした瞬間に腰がズキッと痛む」
「咳をすると腰に響く」
「風邪をひくと腰痛まで出てくる」

こんな経験はありませんか？

実は、くしゃみや咳で腰が痛くなるのは珍しいことではありません。
理由は、肋骨（胸郭）と腰（腰椎）の動きが密接につながっている ため。

 

くしゃみは一瞬の動作ですが、
その一瞬で身体には大きな圧力と急激な動きが加わるため、
肋骨や腰の動きが悪いと、腰に痛みが出やすくなります。

① 肋骨（胸郭）が硬く、衝撃が“腰だけ”に集中している

くしゃみをすると胸郭は一瞬で大きく広がります。
しかし肋骨が硬いと、この広がりが制限され、

• 本来は胸郭に分散されるはずの力が

• すべて腰へ逃げる

という状態になります。

特に、

• 猫背

• 長時間のデスクワーク

• 背中や肋骨の硬さ

 

がある方は、腰への負担が強くなりがちです。

 

② 腰椎の動きが悪く、急激な負荷に耐えられない

くしゃみは一瞬で「前屈＋ひねり」の衝撃が入ります。

腰椎の動きが硬いと、この衝撃に耐えきれず、

• 腰の片側が痛い

• ピキッとくる

• その日ずっと腰が重い

という症状が出やすいです。

 

“ぎっくり腰寸前”という方にもよく見られる特徴です。

 

③ 肩甲骨・胸椎が動かず、“上半身がガチガチ”のままくしゃみをする

上半身が硬いままくしゃみをすると、衝撃を逃がせず腰だけに負担が集中します。

特に、

• 巻き肩

• 呼吸が浅い

• 背中の上部が動かない

 

こういった方は、
くしゃみ・咳のたびに腰へダメージが入りやすいです。

● 胸を広げるストレッチ
肋骨が動くと、くしゃみの衝撃が分散されやすくなります。

● 背中を軽く反らすエクササイズ
胸椎を動かすことで腰だけに負担がかかるのを防ぐ。

● 腰をゆっくり前後にゆらす運動
腰椎の可動性を保ち、急な動作に耐えられる状態に。

 

※ 痛みが強い場合は無理に動かさないでください。

姫路市の鍼灸整骨院一心堂では、“くしゃみ・咳で腰が痛む”という方に対して、
肋骨・胸椎・腰椎の連動性 を丁寧に確認します。

• SCJM法で肋椎関節・腰椎の微細な動きを整える

• 肩甲骨の動きを改善し、胸郭の柔軟性を回復

• 鍼灸で背中〜腰の緊張をゆるめて衝撃に強い状態へ

• くしゃみの衝撃を逃がせる姿勢のアドバイス

 

腰だけの問題に見えて、実際は 背中・肋骨・胸郭の動きが改善ポイント になるケースが多いです。

 

【まとめ】

くしゃみ・咳で腰が痛む背景には、肋骨（胸郭）と腰（腰椎）の連動不全 が関わっていることがあります。

• 肋骨の動きの低下

• 胸椎の硬さ

• 腰椎の可動性不足

• 上半身の緊張

これらが重なると、一瞬の衝撃が腰に集中して痛みが出やすくなります。

 

「くしゃみのたびに腰が痛い」
「咳で腰に響く」
という方は、背中と肋骨の動きを整えるのが改善の第一歩です。