姫路市の鍼灸整骨院一心堂のブログにようこそ

「肩をもんでもすぐ元に戻ってしまう」
「ストレッチしても、その時だけ」
「肩こりがずっと続いている気がする」

こんなお悩みはありませんか？

肩こりは「筋肉が疲れているだけ」と思われがちですが、実は 肩甲骨まわりの“土台”となる関節の動き が大きく関係しています。

そのなかでも重要なのが、あまり知られていない “肋椎関節（ろくついかんせつ）” です。

 

背中の上部には、肋骨（あばら骨）が背骨にくっついて動く“小さな関節”があります。
これが 肋椎関節。

• 呼吸に合わせて微細に動く

• 肩甲骨の動きの土台になる

• 姿勢を支える重要なパーツ

といった役割を持ちます。

普段意識することはほとんどありませんが、ここが硬くなると 肩甲骨がスムーズに動けなくなる のが特徴です。

① 肋椎関節が硬いと肩甲骨が“上に動きにくくなる”

肩を上げるとき、肩甲骨は「外に開く・上に回る」といった複雑な動きをします。

しかし肋椎関節が硬く動かないと、肩甲骨がその動きについていけず、肩周りの筋肉に余計な負担が発生 します。

結果として、

• 首の付け根

• 肩の上（僧帽筋）

• 肩甲骨の内側

が張り続け、慢性的な肩こりにつながります。

 

② 同じ姿勢が続くと肋椎関節が固まりやすい

• デスクワーク

• スマホ姿勢

• 車の運転

• 俯き姿勢での家事

同じ姿勢が長時間続くと、肋椎関節の動きが小さくなり、固まりやすくなります。

「肩こりが夕方に強くなる」
「肩甲骨の内側がジワ〜っと痛む」
という方は、このパターンであることが多いです。

 

③ 肋椎関節の硬さは“肩をもむだけ”では改善しない

肩の筋肉を揉むと、その時は楽になります。
しかし土台となる 肋椎関節の動きが悪いまま だと、

• 元に戻りやすい

• ほぐしても持続しない

• すぐに肩が重くなる

といった状態になりやすくなります。

 

いわば、「肩が疲れているのではなく、動けない肩を筋肉が必死で支えている」
イメージです。

● 胸を軽く開くストレッチ
胸郭がゆるむと肋椎関節が動きやすくなります。

● 肩甲骨を軽く後ろに回す運動
大きく回そうとせず、小さくスムーズに。

● 長時間同じ姿勢を避ける
1時間に1回は立ち上がり、深呼吸を大きく。

 

※ 無理のない範囲で行ってください。

姫路市の鍼灸整骨院一心堂では、肩こりの施術で特に 肋椎関節・肩甲骨・頚椎の動き を丁寧に確認します。

• SCJM法で肋椎関節の“奥の引っかかり”を調整

• 肩甲骨の動きを整えて負担を分散

• 鍼灸施術で首肩の筋緊張を緩和

• 日常の姿勢・呼吸のアドバイスで戻りにくい状態に

 

肩こりは“肩だけ”の問題ではなく、肩甲骨を支える関節の動きが整うと軽くなりやすい 症状です。

 

【まとめ】

肩こりが改善しにくい背景には、
肋椎関節という背中の小さな関節の動き が深く関わっています。

• 肩甲骨がスムーズに動かない

• 疲れやすい姿勢になっている

• 肩だけを揉んでも戻りやすい

こうした状態が積み重なると、慢性的な肩こりにつながります。

「肩をもんでもすぐ戻る」
「肩こりがずっと続いている」
という方は、一度“土台の関節”を見直してみてください。