姫路市の鍼灸整骨院一心堂のブログにようこそ

「腰痛がなかなか良くならない」
「朝はマシなのに、夕方になるとつらい」
「休んでも、また同じ痛みが戻ってくる」

こんな腰痛の“長引くパターン”に心当たりはありませんか？

腰痛というと「腰の筋肉」や「椎間板」をイメージしやすいですが、実は 骨盤にある“仙腸関節”の動き が関わっているケースも多く見られます。

 

仙腸関節は、強い痛みというだけでなく“じわじわ続く腰の重さや不快感” と関連することも多い場所です。

仙腸関節は、
骨盤の真ん中にある“仙骨”と“腸骨”が接する関節です。

• 動きは非常に小さい

• 体重を支える土台

• 歩行・起き上がり・前かがみの動作に関与

といった重要な役割を持ちます。

 

“あまり動かない関節”ですが、だからこそ 動きが悪くなると腰に負担が集中する ことがあります。

① 歩く・立つ・座るのたびに負担が蓄積しやすい

仙腸関節は日常動作のたびに微細に動きます。
しかしこの動きが悪くなると、

• 腰の片側が重い

• 腰からお尻にかけて張る

• 立ち上がりがつらい

といった症状が出やすくなります。

 

“数日の腰痛”というより、数週間〜数ヶ月と続く腰痛に多い特徴 です。

 

② 股関節の硬さ・体幹の弱さの“代償”が腰に出る

仙腸関節は体の中心に位置するため、股関節や腰椎の動きの影響を受けやすく、

• 股関節が硬い → 骨盤が動かず腰に負担

• 体幹が弱い → 仙腸関節が支えすぎて痛み

• 腰を反りやすい姿勢 → 仙腸関節が詰まりやすい

 

このように、仙腸関節が“代わりに頑張りすぎる”状態 になりやすいのが特徴です。

 

③ 痛みが出るのは腰でも、原因は“土台の関節”の場合がある

仙腸関節は深部にあるため、“腰が痛い”という感じになっても、実際には仙腸関節まわりが原因のケースも少なくありません。

• 腰の片側だけ痛い

• 前屈よりも「起き上がり」で痛みが出る

• 動き始めが特につらい

 

こうした特徴がある人は、仙腸関節の関与が疑われます。

● 骨盤を軽く前後にゆらす運動
椅子に座って、骨盤を前に傾ける→後ろに傾ける。

● 股関節の前側を伸ばすストレッチ
腸腰筋がゆるむと仙腸関節の負荷が軽くなります。

● 反り腰にならない姿勢を意識する
腰を反り続けると仙腸関節に負担がかかります。

 

※ 痛みが強いときは無理に行わないようにしてください。

姫路市の鍼灸整骨院一心堂では、長引く腰痛のある方に対して 仙腸関節・股関節・腰椎の動き を丁寧に確認します。

• SCJM法で仙腸関節の微細な動きを調整

• 股関節の可動性を改善し、腰の負担を分散

• 鍼灸施術で筋緊張をゆるめて動きをサポート

• 日常姿勢や動作の改善ポイントをアドバイス

 

腰だけに施術をしても戻ってしまう方は、多くの場合「土台のゆがみ・動きの悪さ」が背景にあります。

 

【まとめ】

長引く腰痛には、仙腸関節という“体の土台”の関節 が深く関わることがあります。

• 股関節の硬さ

• 反り腰姿勢

• 体幹の弱さ

• 動き始めの痛み

これらがそろうと仙腸関節に負担がかかり、腰痛が続きやすくなります。

 

「腰痛が長く続いている」
「時々よくなるのに、また戻ってしまう」
という方は、仙腸関節の動きに目を向けることが改善のヒントになります。