姫路市の鍼灸整骨院一心堂のブログにようこそ

「気づいたら背中が丸くなっている」
「姿勢を正したくても、すぐに戻ってしまう」
「真っすぐ座ると逆にしんどい」

こんなお悩みはありませんか？

背中が丸くなる原因は“筋力不足”と思われがちですが、実は 胸椎（背中の上〜中部の背骨）の動きの硬さ が深く関係していることがあります。

 

特に、胸椎が“伸びる（伸展する）”動きが出ないと、自然と背中が丸まった姿勢になりやすくなります。

胸椎は、首（頚椎）と腰（腰椎）のあいだにある12個の背骨で、肋骨が付着して胸郭をつくる重要な部位です。

• 体を支える

• 呼吸に合わせて動く

• 肋骨や肩甲骨と連動する

 

といった特徴があり、“姿勢の土台” といっても良いほど重要な部分です。

① 長時間のデスクワークで胸椎が前に固まる

前かがみ姿勢が続くと、胸椎は常に「丸まった状態」で固定されます。
この姿勢が続くと、

• 背中の伸展が出ない

• 肋骨が硬くなる

• 肩甲骨が外に広がったまま

となり、自然と背中が丸まります。

 

“頑張って伸ばそうとしてもすぐ戻る” のは、胸椎が伸びなくなっているサインです。

 

② 肋椎関節（肋骨と背骨）が硬くなり胸郭が動かない

胸椎は肋骨とセットで動きます。肋椎関節が硬くなると胸椎も動きづらくなり、

• 深呼吸がしにくい

• 背中の上部が張る

• 肋骨が広がらない

といった状態が起こります。

 

胸郭そのものが“ロックされる”ため、胸椎の伸展が出にくくなってしまいます。

 

③ 肩甲骨が前に倒れる（巻き肩）ことで胸椎が伸びない

肩甲骨は胸郭の上を大きく動きますが、巻き肩になると肩甲骨が前方に倒れたまま固まり、
胸椎が伸展しにくい状態になります。

• 猫背

• スマホ姿勢

• 机に寄りかかる

 

これらが続くと、胸椎は伸びず、常に丸い背中のままになります。

● 胸を軽く広げるストレッチ
両手を後ろで組んで、胸を開くように伸ばす。

● 椅子に座って背骨を軽く反らすエクササイズ
背もたれの上部に当てて、胸をゆっくり前へ。

● 深呼吸で肋骨を横に広げる練習
肋骨が動くと胸椎の伸展が出しやすくなります。

 

※ 無理のない範囲で行ってください。

姫路市の鍼灸整骨院一心堂では、座ると背中が丸くなってしまう方に対して、
胸椎・肋骨・肩甲骨の連動 を丁寧に確認します。

• SCJM法で胸椎・肋椎関節の細かな引っかかりを調整

• 肩甲骨の動きを改善し、姿勢の“土台”を整える

• 鍼灸で背中〜肩前面の緊張をゆるめ、動きをサポート

• 姿勢が続くためのポイント（椅子の高さ・座り方）をアドバイス

 

背中が丸くなるのは“癖”ではなく、胸椎が伸展しにくい構造的な問題 が背景にあることが多いです。

 

【まとめ】

座っていると背中が丸くなりやすいのは、
胸椎が伸展できない＝背骨が反りにくい状態 が関係していることがあります。

• デスクワーク

• 肋骨の硬さ

• 肩甲骨の位置

• 深呼吸が浅い状態

これらが重なると、
「姿勢を正してもすぐ戻る」状態になりやすいです。

 

「姿勢を良くしたいのに、背中が丸くなる」
「背中が伸ばしにくい」
という方は、胸椎と肋骨の動きを整えることが改善の第一歩になります。