姫路市の鍼灸整骨院一心堂のブログにようこそ
「歩くと“片側だけ”腰が痛くなる」
「右(左)だけ重くなる」「左右差が気になる」
「長く歩くと決まった側がつらい」
こんなお悩みありませんか?
腰痛というと“腰そのもの”が原因に見えますが、実は 歩くときの骨盤の動きの左右差 が大きく影響していることがあります。
骨盤は歩行中に左右へ“ねじれ+傾き”の動きを行います。
この動きが片側だけ悪いと、腰の特定の場所に負担が集中し、歩くと片側だけ痛む…という状態になりやすいのです。
考えられる主な原因候補
① 骨盤が左右どちらかに“傾いたまま”になっている
普段の姿勢や立ち方のクセで、
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片脚に体重を乗せやすい
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骨盤が片側に下がっている
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骨盤がねじれたままの状態
こういったパターンが積み重なると、歩くたびに 片側の腰だけ強く動かされる ため痛みが出やすくなります。
とくに女性では、カバンの持ち手・家事動作の“片寄り”が大きな要因になります。
② 歩くときの「骨盤の回旋」が左右で違う
本来、歩くと骨盤は右足が前に出れば左側へ回り、左足が前に出れば右側へ回ります。
しかし片側の回旋が小さくなると、
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一方の腰だけひねられ続ける
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片側の腰椎に負担が集中する
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歩くほど痛みが増える
という状態になります。
“歩き始めは大丈夫だけど途中から痛い”という人に多いタイプです。
③ 腰椎と骨盤(仙腸関節)が同じ側だけ動きにくい
骨盤の土台である 仙腸関節 が片方だけ硬くなると、歩行時に左右のバランスが崩れ、特定の側の腰が引っ張られやすくなります。
特徴としては、
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寝起きの片側腰痛
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お尻の片側が重い
など、“側性(片側性)”の症状が現れがちです。
自宅でできるセルフケア
● 骨盤を左右にゆらすエクササイズ
固くなった側の可動性が出やすくなります。
● 片側ストレッチではなく“左右均等”のストレッチ
左右の偏りを減らすことがポイント。
● 歩く前に軽く股関節を回す
骨盤の回旋がスムーズになり痛みが出にくくなります。
※ 痛みが強い場合は無理をしないでください。
当院での対応
姫路市の鍼灸整骨院一心堂では、“歩くと片側だけ腰が痛い”という症状に対し、
骨盤・仙腸関節・股関節・腰椎の動きの左右差 を丁寧に評価します。
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SCJM法で仙腸関節・腰椎・股関節の微細な引っかかりを調整
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骨盤の左右バランスを整え、歩行時の負担を軽減
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鍼灸で片側の過緊張をゆるめ、動きをサポート
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歩き方の癖(片側重心・荷物の持ち方)も改善指導
片側腰痛は“揉む・伸ばす”だけでは改善しづらく、骨盤と腰の動きの左右差を整えることが最も重要 です。
【まとめ】
歩くと片側だけ腰が痛くなる背景には、骨盤の動きの左右差 が深く関係しています。
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骨盤の傾き
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回旋の左右差
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仙腸関節の硬さ
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歩行時の偏り
これらが重なると、
一方の腰に負担が強くかかり痛みが出やすくなります。
「歩くと片側だけ痛い」
「動くほど痛みが増える」
という方は、骨盤まわりの動きを整えることが改善の第一歩です。