【姫路市・40代男性】
右臀部から右太ももにかけての痛みと腰の動作痛

【姫路市白浜町在住／男性】

40代男性の方で、「右のお尻から太ももにかけての痛みが続いている」とのことで、姫路市の鍼灸整骨院一心堂にお越しになりました。

整形外科では「異常なし」と診断されたそうですが、前かがみや腰をひねる動作で、右の腸骨稜（ウエストラインのあたり）にピリピリした痛みと右太ももに筋緊張が出るという主訴がありました。足先のしびれや麻痺はなく、特に右側に違和感が集中しているとのことでした。

初回の検査では、腰椎や股関節に特別な神経症状は見られませんでしたが、右仙腸関節周囲の圧痛と、関節機能異常を示唆する筋緊張パターンが確認できました。

そのため、痛みの原因として「右仙腸関節の機能異常」を疑い、SCJM法による施術を提案。関節包の中で引っかかっている可能性のある軟部組織をミリ単位で離開させ引っ掛かりを外す、筋の過緊張を緩める目的で施術を開始しました。

施術部位：右仙腸関節
選択した理由：右下肢全体に、筋肉の走行に沿った緊張が見られたため。右仙腸関節機能異常が原因と推定。

初回施術後には、「今までと違って腰を動かした時の鋭い痛みが軽くなった」との感想があり、痛みの程度はおよそ7割程度軽減されたと報告を受けました。

※もちろん、施術直後の状態が維持できるかどうかは軟部組織の損傷の程度によります。

2回目以降も、右仙腸関節を中心としたSCJM法を継続。4回の施術を行った段階で、日常生活の中ではほとんど痛みを感じずに過ごせるようになり、「仕事中の動作も以前よりスムーズ」との言葉もいただきました。

なお、関節の不安定性が残っているため、今後は再発予防を目的とした定期的なメンテナンスを提案しています。