【姫路市北条梅原町の鍼灸・整骨院】
鍼灸整骨院一心堂
〒670-0945 兵庫県姫路市北条梅原町231(姫路駅【南側】から徒歩24分)
1ヶ月以上続く、腰痛・肩・手足の「痛み」「しびれ」に悩むあなたを
関節運動学に基づいた施術で改善に導きます。
坐骨神経痛は、腰から足にかけての痛みやしびれが現れる症状で、多くの方が椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症を原因と考えがちです。
しかし、画像検査では異常が見られないにも関わらず症状が続くケースも多くあります。
こうした場合に見逃されがちなのが、「仙腸関節の機能異常」です。本記事では、仙腸関節の構造と機能、坐骨神経痛との関連について詳しく解説します。
仙腸関節は、骨盤の中心に位置し、背骨の下端にある「仙骨」と、骨盤の左右にある「腸骨」とをつなぐ関節です。
この関節は強靭な靭帯によって支えられ、大きな可動域は持たないものの、衝撃の吸収や体幹の安定に重要な役割を果たしています。
通常、仙腸関節の動きは数ミリ程度ですが、この小さな動きが歩行や立ち座りなどの動作をスムーズに行ううえで欠かせません。
仙腸関節の機能異常とは、関節包内で滑らかな運動が損なわれ、「引っ掛かり」や「捻じれ」が生じた状態を指します。
臨床上は「関節ロッキング」や「関節機能障害・関節機能異常」とも呼ばれ、以下のような要因で発生します
これらの要因により、仙腸関節のわずかな引っ掛かりや捻転が生じると、関節包などの軟部組織にある神経受容器が過敏に反応し、筋肉の反射的な過緊張や運動制限が引き起こされます。
仙腸関節に機能異常があると、その周囲の靭帯や関節包が刺激を受け、関節反射によって特定の筋肉が過緊張状態になります。
特に、梨状筋など骨盤周辺の筋肉が硬くなることで、坐骨神経が圧迫されやすくなり、次のような症状が現れます。
✅お尻から太もも、ふくらはぎにかけての痛みやしびれ
✅立ち上がり時や長時間座っていた後の違和感
✅歩行中に出現する足のだるさやしびれ
こうした症状が画像診断(椎間板や脊柱管など)に一致しない場合、仙腸関節の機能異常が関与している可能性を考慮することが重要です。
実際、欧米の整形外科領域でも「仙腸関節の機能異常が坐骨神経痛様の症状を引き起こす可能性がある」とされており、神経圧迫を伴わないケースでも臨床的な疼痛が報告されています
参照:坐骨神経痛とSI関節機能障害の違い|ペインテック |SI関節機能障害のLinQ手順
:坐骨神経痛と仙腸関節:忘れられた概念 - PubMed
"SI joint dysfunction can cause sciatica-like symptoms without a herniated disc or spinal nerve compression."
さらに、Visserらの研究では、MRIで神経根圧迫のない患者のうち約40%が仙腸関節由来の下肢放散痛と診断されたと報告されています si-bone.com+9si-bone.com+9pubmed.ncbi.nlm.nih.gov+9また、Buijsらは3例の坐骨神経痛患者がSI関節治療により著明な改善を示したと明言しています 。
仙腸関節の機能異常はレントゲンやMRIなどの画像診断では確認しにくいため、関節運動学に基づいた徒手検査が重要です。
姫路市の鍼灸整骨院一心堂では、関節運動学的アプローチAKA-博田法から分かれた、SCJM法(関節包内運動を調整する専門的な手技)を用いて、仙腸関節の機能異常(引っ掛かり)を的確に評価・解除します。
SCJM法によって関節の滑りが改善することで、筋肉の過緊張や坐骨神経への圧迫・刺激が軽減され、症状の緩和が期待できます。
また、関節の調整に加えて、必要に応じて鍼灸や微弱電流機器(ソーマダイン)などを併用することで、回復の促進と再発予防に努めます。
坐骨神経痛の原因は必ずしも、「ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」とは限らず仙腸関節の機能異常が関係していることも少なくありません。
「画像には異常がないのに痛みが続く」「治療しても改善しない」とお悩みの方は、一度、仙腸関節の機能異常に着目した施術を一度体験してみてください。
欧米の臨床・解剖学的研究でも、坐骨神経痛様症状の一因として仙腸関節の機能異常が認められると報告されています。
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