一般的な「肩こり」の施術

全身に疲れが溜まって、肩こりをほぐすのと同時に、気持ち良くリラックスしたいのが目的であれば、指圧・マッサージがおススメです。

マッサージは血行やリンパの流れを促進し、筋肉の過緊張による肩こりには効果的です。

ただし、マッサージは対症療法であることが多く、肩こりの根本的な原因が解消されていないので、家に帰ると戻っていることも・・・。

古典的鍼灸の考え方では、経絡を流れる気・血・水というものがスムーズに流れずに滞ると「しこり」「コリ」ができ肩凝りの症状が出きると言われています。

この阿是穴（あぜけつ）といわれる「しこり」「こり」に鍼を刺す事で、気・血・水の滞りがなくなりスムーズに流れる事で「しこり」「こり」が取れ、肩こりが楽になります。

また、「天柱」「膏肓」「肩井」「肩外兪」「風池」などが、肩コリによく使われるツボです。

第２の骨格ともいわれる「筋筋膜」の萎縮や癒着によって生じる「しこり」で肩こりを感じることもあります。

圧迫した時に、そこだけでなく、離れた別の部位に痛みを感じる「しこり」をトリガーポイントといいます。

このトリガーポイントである筋筋膜の異常を取り除くことで、肩こりが楽になります。

しかし、トリガーポイントはマッサージで取り去ることが難しいのです。

鍼や筋膜リリースといった施術や、整形外科ではトリガーポイントに注射などを行っています。