姫路市の鍼灸整骨院一心堂のブログにようこそ

「指先がピリピリしびれる」
「手の感覚が鈍い気がする」
「スマホや家事で手が疲れるとしびれが強くなる」

こんな症状はありませんか？

指のしびれというと“手首”や“指”の問題だと思われがちですが、実は しびれの原因は手以外のどこかにあることが多い です。

指へ向かう神経は、首 → 鎖骨の下 → 肩 → 腕 → 手という長いルートを通っています。

 

このルートのどこかで圧迫や引っ張りが起こると、手先にしびれとして現れるため、手だけ治しても改善しないケースが多いのです。

 

① 神経は「首（頚椎）」から出発している

指の感覚をつかさどる神経は、すべて 首の骨（頚椎）から枝分かれして腕へ と伸びています。

頚椎の動きが悪いと、

• 首を動かした時にしびれが強くなる

• 朝のこわばりがきつい

• 肩〜腕が張りやすい

といった症状が出やすくなります。“手のしびれ”でも、首が関係することは非常に多いです。

 

 

② 鎖骨の下（胸郭出口）で神経が圧迫される

神経は鎖骨の下の狭いトンネルを通ります。猫背・巻き肩が続くとここが狭くなり、

• 手のしびれ

• 腕のだるさ

• 握力低下

が起こりやすくなります。特に、デスクワーク・スマホ姿勢が多い方は要注意 です。

 

 

③ 肩甲骨の動きが悪いと神経が“引っ張られる”

肩甲骨は神経の通り道の一部をつくっています。
肩甲骨が固まると神経がスムーズに滑らず、

• 肩から腕が重い

• 手がジーンとする

• 同じ姿勢で悪化する

という状態が出やすくなります。肩こりがひどい人に“指のしびれ”が伴うのはこのためです。

 

 

④ 腕の筋肉の緊張で神経が絞られることも

腕の前面・後面の筋肉は神経のすぐそばを走っています。
筋緊張が強いと“しびれ”として感じることがあります。

• 荷物を持つ

• 手を酷使する

• 強い握り動作が多い

といった生活習慣で悪化するケースです。

● 胸を軽く開くストレッチ
鎖骨の下の圧迫が減りやすくなる。

● 肩甲骨をゆっくり回す運動
神経の滑走が改善しやすい。

● 首を軽く後ろへ倒す（痛みのない範囲）
頚椎の前方姿勢をリセット。

 

※ 強い痛みやしびれを伴う場合は無理に行わないでください。

姫路市の鍼灸整骨院一心堂では、指のしびれがある方に対して
首・肩甲骨・鎖骨下・腕の筋緊張までルート全体 を丁寧に確認します。

• SCJM法で頚椎・肋椎関節・肩甲骨まわりの動きを調整

• 鍼灸で肩〜腕の緊張をゆるめ、神経の通り道を確保

• 姿勢（巻き肩・猫背）の評価で原因点を特定

• 日常の使い方・スマホ姿勢の改善ポイントもアドバイス

 

“手だけの治療”で改善しない方ほど、
経ルート全体を整えることで変化が出やすい症状です。

 

【まとめ】

指のしびれは、手の問題ではなく、首〜肩〜腕の神経ルートのどこか が原因で起こることが多いです。

• 頚椎の動きの悪さ

• 鎖骨下（胸郭出口）の圧迫

• 肩甲骨の動き不足

• 腕の筋緊張

これらが重なると、手のしびれ・腕のだるさが続きやすくなります。

 

「手のしびれがなかなか治らない」
「手首を治しても変わらない」
という方は、ルート全体を見直すことが改善の第一歩です。