【姫路市北条梅原町の鍼灸・整骨院】
鍼灸整骨院一心堂
〒670-0945 兵庫県姫路市北条梅原町231(姫路駅から車で約6分・駐車場有)
1ヶ月以上続く、腰痛・肩・手足の「痛み」「しびれ」に悩むあなたを
姫路市の鍼灸整骨院一心堂が、関節運動学に基づいた施術で改善に導きます。
「最後にたどり着く場所ではなく、“最初に相談できる”場所へ。」
痛み→動かない→回復へ──段階ごとの変化を知る
四十肩・五十肩は、最初から動かなくなるわけではありません。
初期には、夜寝ているときのズキッとした痛み(夜間痛) が現れることが多く、
衣服の着替えや髪を結ぶ動作など、腕を上げたり後ろに回すと痛みを感じます。
これは関節包の中で炎症が起こり、内部圧が上昇して痛みを強く感じるためです。
また、夜間は炎症・痛みの感受性が概日リズムの影響を受けやすく、睡眠姿勢により患部へ負荷がかかることで痛みが強まることがあります。
炎症期では、関節包や滑液包の内側で炎症性物質(サイトカインなど)が増加し、腫れや熱感、圧痛が現れます。
この炎症により関節包の内部圧が上昇し、痛みを感じる神経(侵害受容器)が刺激されるため、わずかな動きでも鋭い痛みを感じやすくなります。
さらに、夜間は体温や血流の変化、姿勢による関節内圧の上昇などによって痛みが増強しやすい傾向があります。
この時期に無理に動かしたり、痛みを我慢してストレッチを行うと炎症が再燃しやすくなります。
痛みを悪化させない範囲で軽く動かす程度にとどめ、冷却や安静を中心に炎症を鎮めるケアを行いましょう。
(参考:JOSPT CPG 2020/StatPearls 2024/Mass General PT Protocol 2022)
炎症が落ち着くと痛みは軽くなりますが、「肩が動かない」時期が訪れます。
この時期は、炎症によって一時的に硬くなった関節包の伸びや柔軟性が十分に戻らず、肩の動きが制限されるのが特徴です。
関節包の線維化(硬化)や癒着が進行している場合、
筋肉や腱をほぐすだけでは可動域の改善が不十分なことがあります。
そのため、関節包の“しなやかさ”や滑らかな滑り(包内運動)を回復させる関節モビライゼーションや運動療法などのリハビリ的アプローチが重要とされています。
(参照:JOSPT Clinical Practice Guideline 2020, StatPearls 2024)
四十肩・五十肩は、一般的に次の3段階を経て回復します。
ただし、症状の経過には個人差があり、数か月で回復する方もいれば、1〜2年以上かかる場合もあります。
痛みが軽くなると「もう治った」と思いがちですが、この時期に無理なストレッチを行うと、関節包の微細な癒着が再び炎症を起こすことがあります。
「痛気持ちいい」よりも、痛くない範囲で動かすことが大切です。
可動域を広げる運動は、刺激の強さを徐々に調整しながら行いましょう。
拘縮期には、次のような動作で痛みが出やすくなります。
これらの動作は肩関節包の伸縮を必要とするため、拘縮期には痛みが出やすい動きです。
日常生活では「腕を体から離して使う動作」を避け、安定した姿勢を心がけましょう。
痛みが軽くなっても、関節包の滑らかさが戻っていないと可動域は制限されたままになります。
筋肉のリハビリだけでは十分に改善しない場合があり、関節の内部(包内運動)を取り戻すためのアプローチが必要です。
拘縮期・回復期では、肩関節だけでなく、肩甲胸郭関節や胸椎を含む「肩複合体」全体の連動が重要になります。
肩甲骨の動きが制限されていると、上腕骨だけを動かしても可動域は十分に回復しません。
関節包の硬さを緩め、関節面の滑らかな動きを取り戻すために、『関節モビライゼーション(SCJM法など)』による関節包へのアプローチを行うことで、再発を防ぎながら自然な肩の動きの回復が期待できます。
四十肩・五十肩は、「炎症期」「拘縮期」「回復期」という段階を経て変化します。
それぞれの時期に合ったケアを行うことで、回復を早め再発を防ぐことができます。
痛みが強い時期は無理をせず、動かない時期には焦らず、体の回復プロセスに合わせた施術とリハビリが何より大切です。
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このページを書いたのは、姫路市北条梅原町の鍼灸整骨院一心堂 院長・西川貴雄です。
柔道整復師・鍼師・灸師の国家資格を持ち、17年以上の臨床経験を通じて、整骨院として一般的な施術に加え、関節機能の改善や鍼灸施術を組み合わせ、慢性的な腰痛や肩こり・しびれの改善をサポートしています。
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