【姫路市北条梅原町の鍼灸・整骨院】

鍼灸整骨院一心堂

〒670-0945 兵庫県姫路市北条梅原町231(姫路駅から車で約6分・駐車場有)

1ヶ月以上続く、腰痛・肩・手足の「痛み」「しびれ」に悩むあなたを
姫路市の鍼灸整骨院一心堂が、関節運動学に基づいた施術で改善に導きます。
「最後にたどり着く場所ではなく、“最初に相談できる”場所へ。」

お気軽にお問合せください
受付時間
8:30~12:30、15:00~20:00
(18:00~20:00は完全予約制)
定休日 :木曜・日曜・祝日
住所 姫路市北条梅原町231

◉子連れ・赤ちゃん連れも安心
ベビーベッド完備

四十肩・五十肩の症状と経過

痛み→動かない→回復へ──段階ごとの変化を知る

四十肩・五十肩の症状の特徴

最初は夜間痛から始まることが多い

「四十肩・五十肩による夜間痛で眠れず、肩を押さえて痛みに耐える女性(姫路市・鍼灸整骨院一心堂)」

四十肩・五十肩は、最初から動かなくなるわけではありません。
初期には、夜寝ているときのズキッとした痛み(夜間痛) が現れることが多く、
衣服の着替えや髪を結ぶ動作など、腕を上げたり後ろに回すと痛みを感じます。

 

これは関節包の中で炎症が起こり、内部圧が上昇して痛みを強く感じるためです。
また、夜間は炎症・痛みの感受性が概日リズムの影響を受けやすく睡眠姿勢により患部へ負荷がかかることで痛みが強まることがあります。

炎症期に強い痛みが出る理由

四十肩・五十肩の炎症期に強い痛みを感じる女性のイラスト。 肩の前側を押さえて苦痛の表情をしており、肩関節部に赤い炎症反応を示すような光のエフェクトが描かれている(姫路市の鍼灸整骨院一心堂)。

炎症期では、関節包や滑液包の内側で炎症性物質(サイトカインなど)が増加し、腫れや熱感、圧痛が現れます。

この炎症により関節包の内部圧が上昇し、痛みを感じる神経(侵害受容器)が刺激されるため、わずかな動きでも鋭い痛みを感じやすくなります。

 

さらに、夜間は体温や血流の変化、姿勢による関節内圧の上昇などによって痛みが増強しやすい傾向があります。

この時期に無理に動かしたり、痛みを我慢してストレッチを行うと炎症が再燃しやすくなります。

痛みを悪化させない範囲で軽く動かす程度にとどめ、冷却や安静を中心に炎症を鎮めるケアを行いましょう。
(参考:JOSPT CPG 2020/StatPearls 2024/Mass General PT Protocol 2022)

拘縮期に動かなくなるメカニズム(関節包の短縮)

四十肩・五十肩の拘縮期に、肩が動かず痛みを感じている男性のイラスト。 腕を上げようとして肩の痛みに表情をしかめ、肩関節に赤い×印が描かれている(姫路市の鍼灸整骨院一心堂)。

炎症が落ち着くと痛みは軽くなりますが、「肩が動かない」時期が訪れます。


この時期は、炎症によって一時的に硬くなった関節包の伸びや柔軟性が十分に戻らず、肩の動きが制限されるのが特徴です。

 

関節包の線維化(硬化)や癒着が進行している場合、
筋肉や腱をほぐすだけでは可動域の改善が不十分なことがあります。


そのため、関節包の“しなやかさ”や滑らかな滑り(包内運動)を回復させる関節モビライゼーションや運動療法などのリハビリ的アプローチが重要とされています。

(参照:JOSPT Clinical Practice Guideline 2020, StatPearls 2024)

症状の進行と回復の流れ

四十肩・五十肩は、一般的に次の3段階を経て回復します。
ただし、症状の経過には個人差があり、数か月で回復する方もいれば、1〜2年以上かかる場合もあります。

四十肩・五十肩の経過を示す表。炎症期・拘縮期・回復期の3段階に分かれ、各時期の特徴(痛み・可動域制限・回復)と期間の目安(約1〜3か月、約3〜6か月、約6か月〜1年程度)が整理されている(姫路市の鍼灸整骨院一心堂)。
回復期に“ストレッチしすぎる”
と悪化する理由

痛みが軽くなると「もう治った」と思いがちですが、この時期に無理なストレッチを行うと、関節包の微細な癒着が再び炎症を起こすことがあります。


「痛気持ちいい」よりも、痛くない範囲で動かすことが大切です。
可動域を広げる運動は、刺激の強さを徐々に調整しながら行いましょう。

日常で悪化しやすい動作
(着替え・洗髪・寝返りなど)

四十肩・五十肩の拘縮期に、髪を結ぶ動作で肩の痛みを感じる女性のイラスト(または写真)。 日常生活で悪化しやすい動作(着替え・洗髪・寝返りなど)を説明する内容に対応した画像(姫路市の鍼灸整骨院一心堂)。

拘縮期には、次のような動作で痛みが出やすくなります。

  • ジャケットやシャツを着る・脱ぐ
  • 髪を結ぶ、ドライヤーで腕を上げる
  • 後ろのポケットに手を入れる
  • 寝返りで肩を圧迫する

これらの動作は肩関節包の伸縮を必要とするため、拘縮期には痛みが出やすい動きです。


日常生活では「腕を体から離して使う動作」を避け、安定した姿勢を心がけましょう。

セルフチェックと注意点

痛みが落ち着いても動かないのはなぜ?

四十肩・五十肩で腕の動かしにくさや違和感を感じ、不安そうな表情で肩に手を添えている女性の写真。 痛みが落ち着いても肩が動かない状態(可動域制限)が残るケースを説明する内容に対応した画像(姫路市の鍼灸整骨院一心堂)。

痛みが軽くなっても、関節包の滑らかさが戻っていないと可動域は制限されたままになります。


筋肉のリハビリだけでは十分に改善しない場合があり、関節の内部(包内運動)を取り戻すためのアプローチが必要です。

可動域を戻すために必要な関節へのアプローチ

四十肩・五十肩の可動域を回復させるために、肩関節や肩甲骨の動きを確認しながら腕を調整している施術の様子。 関節包の滑りを取り戻すための関節モビライゼーション(SCJM法)の説明に対応した写真(姫路市の鍼灸整骨院一心堂)。

拘縮期・回復期では、肩関節だけでなく、肩甲胸郭関節や胸椎を含む「肩複合体」全体の連動が重要になります。

肩甲骨の動きが制限されていると、上腕骨だけを動かしても可動域は十分に回復しません。

 

関節包の硬さを緩め、関節面の滑らかな動きを取り戻すために、『関節モビライゼーション(SCJM法など)』による関節包へのアプローチを行うことで、再発を防ぎながら自然な肩の動きの回復が期待できます。

症状の段階を見極めることが改善の第一歩

四十肩・五十肩は、「炎症期」「拘縮期」「回復期」という段階を経て変化します。
それぞれの時期に合ったケアを行うことで、回復を早め再発を防ぐことができます。

 

痛みが強い時期は無理をせず、動かない時期には焦らず、体の回復プロセスに合わせた施術とリハビリが何より大切です。

関連するページのご紹介

こちらのページを読んだ方には、下記のページもよく読まれています。ぜひご一読ください。

このページを書いたのは、姫路市北条梅原町の鍼灸整骨院一心堂 院長・西川貴雄です。  

柔道整復師・鍼師・灸師の国家資格を持ち、17年以上の臨床経験を通じて、整骨院として一般的な施術に加え、関節機能の改善や鍼灸施術を組み合わせ、慢性的な腰痛や肩こり・しびれの改善をサポートしています。

国家資格柔道整復師鍼師・灸師

【鍼灸整骨院一心堂の信頼の理由は下記をクリック】
施術実績(事例)を見る 

患者さまの声を見る

今すぐご予約・お問合せはこちら

「姫路市の鍼灸整骨院一心堂の受付カウンターで、院長とスタッフが患者さまを迎えている様子。地域で慢性痛や体の不調に悩む方が安心して予約・お問い合わせできる雰囲気を伝えています。」

お気軽にお問合せください

お電話でのご予約・お問合せはこちら

079-240-5427

受付時間:8:30~12:30、15:00~20:00
(18:00~20:00は完全予約制)
定休日:木曜・日曜・祝日

パソコン|モバイル
ページトップに戻る