心因性やストレスが原因の腰痛

骨・椎間板・内臓などの病気による腰痛でもなく、筋・筋膜や腰椎・仙腸関節などが原因の腰痛に当てはまらない。

そんな、原因不明の腰痛が続く場合、心理的影響やストレスによって腰痛を感じている場合があります。

慢性的な腰痛の方の約80％に抑うつ状態があるとも言われており、社会的・心理的要因などのストレスが原因の心因性腰痛は、現代社会で増加傾向にあると思われます。

ストレスで腰痛がなぜ起こるのか？

ストレスで自律神経が乱れると心身にいろいろな不定愁訴が現れてきます。その一環で、腰痛を引き起こすこともあります。

職場の人間関係など、社会的要因や心理的要因などのストレスによって自律神経が乱れ、交感神経が優位になると体の緊張状態が続きます。

交感神経優位で、筋肉の緊張状態が長時間続くと血行不良になり腰痛やの腰のコリを起こすのではと考えられています。

通常、痛みの信号が脳に伝達されると、脳からドーパミンという神経伝達物質が放出されます。

すると、鎮痛作用のあるμオピオイドという物質が脳内に多量に放出され、脳への痛みの信号を抑えるといった仕組みが上手く働いているので、腰の痛みがそこまで気にならない・我慢できる程度になります。

しかし、長期間ストレスを感じていると、この仕組みが上手く働かなくなり、腰に痛みを感じていても脳からドーパミンが放出されなくなります。

結果、脳への痛みの信号を抑えることが出来ず、腰痛が長引いたり、少しの痛みでも強い痛みに感じるようになります。

そして、「また腰痛になるかも？」といった不安がストレスになり腰痛を引き起こすという、悪循環に陥るケースもあります。

当院では、鍼灸・微弱電流治療器による自律神経調整を行います。

その他の腰痛原因別に施術を行います。　
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公開日2022年５月24日