
姫路市の鍼灸整骨院一心堂のブログにようこそ。
「冬じゃないのに、いつも指先が冷たい…」
「手袋しても、手の先だけ温まらない」
「血行が悪いだけだと思ってたけど、マッサージしてもすぐに冷える…」
そんなお悩み、ありませんか?
その“指先の冷え”、もしかすると首や肩のこわばりが関係しているかもしれません。
今回は、末端冷え性の背景にある“体の深部の緊張”に注目し、改善に向けたヒントをご紹介します。
なぜ指先だけ冷たくなるの?
冷えの原因というと「血行不良」と一言でまとめがちですが、
実はその血流の滞りには“上流”の問題(首・肩)が潜んでいることが多いのです。
【鍵は腕への血流ルート】
私たちの腕や指先には、鎖骨の下〜脇〜肘〜手首と血管が走っています。
この通り道の途中で、首や肩の筋肉がガチガチに固まってしまうと…
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血管が圧迫されて血流が低下
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神経も圧迫されて感覚が鈍くなる
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指先の冷え・しびれ・だるさを感じやすくなる
という、いわば“上流でせき止められた川の下流”のような状態になるのです。
【スマホ・パソコン・長時間の姿勢が引き金に】
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肩をすくめたままスマホを操作
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首が前に出た姿勢でのデスクワーク
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重いバッグをいつも同じ肩にかけている
このような日常動作が積み重なると、肩・首まわりの筋肉に持続的な緊張がかかり、血管や神経が締めつけられやすくなります。
指先の冷えに対して当院でできるケア
姫路市の鍼灸整骨院一心堂では、指先の冷えを単なる“末端の問題”として扱わず、
体の深層にある緊張や関節の動きの悪さ(関節機能異常)から整えていくアプローチを行っています。
【SCJM法で肋椎関節や頚部の引っ掛かりを調整】
首から肩、胸郭にかけての**関節の引っ掛かり(関節機能異常)**を整えることで、筋肉の過緊張を緩め
血管や神経の通り道を広げ、自然な血流が戻りやすい状態に導きます。
特に、肋椎関節や胸郭の可動性が低下している方に行うことで、
「指先がじんわり温かくなってきた!」と感じる方もいらっしゃいます。
【鍼灸による自律神経と血流の調整】
冷えの症状には、自律神経の乱れも深く関係しています。
鍼灸では、血流や緊張の改善に関わるツボを刺激し、末梢まで血液が行き渡る状態をつくります。
例:
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【合谷】(手の甲):首肩のこわばりや自律神経調整に
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【曲池】(肘付近):腕・指先への血流を促すツボ
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【大椎】(首のつけ根):上半身の血流・冷え改善に
自宅でできる予防とセルフケア
【肩甲骨を動かすエクササイズ】
1日2〜3回、両肩を後ろに大きく回すだけでも、首肩の血流が変わります。
【湯船につかる習慣を】
シャワーだけで済ませず、湯船にしっかり浸かることで全身の血流と自律神経をリセットできます。
【首を冷やさないようにする】
冬だけでなく、エアコンの風や冷たい飲み物も、首・肩の冷えを招く原因に。
マフラーやストールで**“首を温める”だけでも指先が温まる**ことがあります。
【まとめ】
“指先の冷え”は体からのサインかもしれません
「血の巡りが悪いからかな…」で済ませがちな指先の冷え。
でも、実は首・肩の緊張や姿勢のクセ、自律神経の乱れなど、
体全体のバランスが影響していることも少なくありません。