姫路市の鍼灸整骨院一心堂のブログにようこそ
「お尻の奥がずっと重だるい」
「座っているとお尻の深いところが痛くなる」
「ストレッチしても改善した感じがしない」
こんなお悩みはありませんか?
お尻の深部の痛みというと“梨状筋症候群”が有名ですが、実は 梨状筋だけでは説明できないケース が多く存在します。
特に、仙腸関節や股関節まわりの深部の動き が関係しているケースでは、
筋肉を伸ばすだけでは改善しにくいのが特徴です。
梨状筋だけが原因でない理由
① 梨状筋のさらに奥に「関節」がある
梨状筋は確かに坐骨神経と関係しますが、そのすぐ奥には 仙腸関節や股関節深部の関節包 が存在します。
これらの関節が硬くなると、
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お尻の奥がズーンとする
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片側だけ痛い
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長時間座ると悪化する
といった“深い場所の痛み”が出やすくなります。
梨状筋だけが原因ならストレッチで改善しやすいですが、関節の問題を含む場合は改善が長引きます。
② 仙腸関節の動きが悪いと“お尻の奥”に痛みが出る
仙腸関節は体の中心で負担を受けやすい場所です。
ここが硬くなると、
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立ち上がりで痛い
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長く座るとお尻が深く痛む
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腰〜お尻にかけて重い
という症状が現れやすくなります。
“腰の痛みとお尻の痛みが混ざる”タイプの人は、仙腸関節が関与している可能性が高いです。
③ 股関節の深部(関節包)の硬さが痛みを引き起こす
股関節の奥には関節包と呼ばれる軟部組織があり、
ここが硬くなると
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お尻の奥
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外側の痛み
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太もも後面のつっぱり
などが起こりやすくなります。
股関節の深部が動かないと、その代わりにお尻の筋肉や仙腸関節に負担がかかり、結果として“お尻の奥の痛み”につながります。
自宅でできるセルフケア
● お尻の軽いストレッチ(痛みのない範囲)
筋肉をゆるめて血流を促進。
● 股関節をゆっくり回す運動
深部の動きを出し、仙腸関節の負担を軽減。
● 長時間座らず、1時間に一度立ち上がる
座り続けることが悪化につながりやすいため。
※ 強く伸ばしすぎると悪化する場合があるため注意が必要です。
当院での対応
姫路市の鍼灸整骨院一心堂では、お尻の深部の痛みに対して
梨状筋だけでなく、仙腸関節・股関節の動き を総合的に確認します。
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SCJM法で仙腸関節や股関節深部の引っかかりを調整
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鍼灸でお尻の深部の緊張を緩め、神経の通りを改善
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股関節と骨盤の連動を整えて、負担の再発を防止
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座り方・立ち上がり動作など日常のポイントもアドバイス
“ずっと奥が痛い”症状は、筋肉だけでなく 関節深部の問題 が背景にあることが多いです。
【まとめ】
お尻の奥の痛みは、梨状筋だけでは説明できない“深部の関節” が関わっていることがあります。
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仙腸関節の動きの低下
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股関節深部の硬さ
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長時間の座位姿勢
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骨盤と股関節の連動不足
これらが重なると、ストレッチだけでは改善しづらい“頑固な痛み”になることがあります。
「お尻の奥がずっと痛い」
「座ると痛くなる」「ストレッチしても戻る」
という方は、一度深部の関節をチェックしてみてください。