姫路市の鍼灸整骨院一心堂のブログにようこそ
「朝起きてすぐは腰が伸びない」
「立ち上がるときに腰が固まった感じがする」
「動き始めが特につらい」
こんなお悩みはありませんか?
朝だけ腰が伸びないのは、筋肉の疲労というより “骨盤まわりの関節の動き”が悪くなっているサイン のことがあります。
特に、仙腸関節・股関節・腰椎の動き が硬くなると、寝起きの腰がスムーズに伸びなくなりやすいのが特徴です。
考えられる主な原因候補
① 仙腸関節(骨盤の土台)が硬くなっている
仙腸関節は、寝ているあいだに同じ姿勢が続くことで微細な動きが小さくなります。
朝起きるときに、
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腰が伸びない
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お尻〜腰の奥が重い
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動き始めだけ痛い
という症状が出る場合、仙腸関節の硬さが関与している可能性が高いです。
② 腰椎の動きが悪く、寝起きに“固まり感”が出る
腰椎は本来、前屈・後屈・回旋の動きを行います。
しかし寝ているあいだはほぼ固定されるため、朝は動きが一時的に低下し、
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反りにくい
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起きるときに痛みが走る
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時間が経つと徐々に楽になる
といった特徴が現れます。
特に、硬いマットレスや布団で寝ている方に多いパターンです。
③ 股関節の前側が硬く、骨盤が前に倒れない
腰が伸びるためには、骨盤がスッと前に傾く(前傾)動きが必要です。
しかし股関節前面(腸腰筋)が硬いと、
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腰が反れない
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立ち上がると腰が重い
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歩き始めに違和感が出る
など、朝の動きがぎこちなくなります。
「腰が伸びない=腰の筋肉」ではなく、股関節の硬さが原因 のことも多いです。
自宅でできるセルフケア
● 仰向けで膝を抱えて軽くゆらす
寝起きの腰をやさしく緩める準備になります。
● 股関節の前側ストレッチ(ランジ姿勢)
腰を反らずに、太もものつけ根を伸ばすイメージで。
● 立ち上がって骨盤を軽く前後に動かす
“骨盤のスイッチ”を入れることで、腰が伸びやすくなります。
※ 痛みが強いときは無理に行わないでください。
当院での対応
姫路市の鍼灸整骨院一心堂では、朝だけ腰が伸びない方に対して、
仙腸関節・腰椎・股関節の連動 を丁寧に確認します。
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SCJM法で仙腸関節や腰椎の微細な引っかかりを調整
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股関節の前側・骨盤の動きの改善で“腰が伸びやすい状態”を作る
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鍼灸で腰〜骨盤まわりの緊張を緩め、動きの改善を促進
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寝起きの動作・マットレスの選び方などもアドバイス
朝だけ腰が重い・伸びないという方は、腰そのものより 骨盤まわりの動きの悪さ が原因になっていることが多いです。
【まとめ】
朝起きて腰が伸びにくい原因には、骨盤まわりの関節の動きの低下 が関係しています。
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仙腸関節の硬さ
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腰椎の可動性低下
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股関節前面の緊張
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寝返り不足・姿勢の固定
これらが重なると“寝起きだけ”腰に痛みや重だるさが出やすくなります。
「朝だけ腰が伸びない」「動き始めがつらい」という方は、骨盤まわりの動きを整えるのが改善の第一歩です。