姫路市の鍼灸整骨院一心堂のブログにようこそ
「肩甲骨の内側がずっと重い・痛い」
「背中を押されると気持ちいいけど、すぐ戻る」
「ストレッチしてもスッキリしない」
こんな症状、ありませんか?
肩甲骨の内側の痛みは“肩こり”と思われがちですが、実は 背中の奥にある“肋椎関節(肋骨と背骨の関節)” が深く関わっていることがあります。
筋肉だけをほぐしても戻ってしまう人は、肋椎関節の動きが低下している可能性があります。
肋椎関節とは?
肋椎関節は、肋骨が背骨(胸椎)に付く部分にある小さな関節です。
この関節は、
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呼吸に合わせて細かく動く
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背中〜肩甲骨の動きの土台になる
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姿勢維持に欠かせない
といった働きを持ちます。
“肩甲骨はがし”が気持ちよくても、数日で戻る人の多くは 肋椎関節が動いていない 場合があります。
肩甲骨の内側が痛くなる理由
① 肋椎関節が硬いと、肩甲骨がスムーズに動かない
肩甲骨は肋骨の上を滑るように動く構造です。
肋椎関節が硬くなると、胸郭の動きが小さくなり、
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肩甲骨が引っ張られる
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背中の筋肉に負担が集中
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内側のコリ感・張りが続く
といった状態が起こります。
② デスクワーク・スマホ姿勢で肋骨が前に倒れる
前かがみ姿勢が続くと、
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肋骨が前に倒れる
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背中の伸展ができない
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肋椎関節がロックされる
という状態になり、肩甲骨の内側に慢性的な負担がかかります。
「胸を張ると痛い」「深呼吸がしづらい」という人はこのパターンが非常に多いです。
③ 呼吸が浅くなり、背中の筋肉が過緊張する
肋椎関節が硬いと胸郭が広がらず、呼吸が浅くなります。
すると背中の筋肉が常に緊張しやすく、
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同じ場所がずっと凝る
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押すと気持ちいいが、戻りやすい
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ストレッチが効かない
という状態を繰り返しやすくなります。
自宅できるセルフケア
● 胸を開くストレッチ
肋骨の動きを促すことで肩甲骨の負担が軽減。
● 背中を軽く反らすエクササイズ
胸椎の伸展ができると肋椎関節が動きやすくなる。
● 深呼吸で肋骨を横に広げる練習
“背中で吸う意識”を持つと、肋椎関節が自然に動きやすい。
※ 痛みが強い場合は無理に行わないでください。
当院での対応
姫路市の鍼灸整骨院一心堂では、肩甲骨の内側が痛い方に対して、肩甲骨だけでなく肋椎関節・胸椎の動き を丁寧に確認します。
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SCJM法で肋椎関節の奥の引っかかりを調整
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肩甲骨の動きを改善し、負担を分散
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鍼灸で背中の緊張をゆるめ、呼吸がしやすい状態に
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デスクワーク姿勢や肩の使い方もアドバイス
「肩甲骨の内側がずっと凝る・痛む」という方は、肋椎関節の動き を整えることで改善が見られるケースが多いです。
【まとめ】
肩甲骨の内側の痛みは、筋肉だけでなく 肋椎関節の動きの低下 が関係していることがあります。
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肋骨が動かない
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背中が丸くなりやすい
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深呼吸が苦手
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ストレッチが効きづらい
こうした特徴がある方は、肩甲骨だけではなく 肋椎関節の動きを見ることが改善の近道 です。