姫路市の鍼灸整骨院一心堂のブログにようこそ
「体をひねると腰が痛い」
「振り向く動作でズキッとする」
「病院で画像検査を受けたけど“異常なし”と言われた」
こんなお悩みはありませんか?
腰をひねったときの痛みは、椎間板や骨の異常を疑われがちですが、画像検査では写らない“動きの問題” が原因になっていることも少なくありません。
特に重要なのが、胸椎(背中)と骨盤(仙腸関節)の回旋の連動 です。
なぜ「腰をひねる」と痛みが出るのか
体をひねる動作は、実は腰(腰椎)だけで行っているわけではありません。
本来は、
-
胸椎が回旋する
-
骨盤(仙腸関節)が連動して回る
-
腰椎は“動きすぎないように調整役”になる
という役割分担があります。
しかし、この分担が崩れると、腰椎だけが無理にひねられ、痛みとして現れます。
画像検査で異常が出にくい理由
レントゲンやMRIは、
-
骨の変形
-
椎間板の突出
-
明らかな炎症
などは確認できますが、関節のわずかな動きの悪さ(機能異常) までは映りません。
そのため、
-
動かすと痛い
-
一定の角度だけ痛む
-
日によって痛みが変わる
といった症状は「異常なし」と判断されやすいのです。
胸椎の回旋が出ないとどうなるか
① 胸椎が硬く、回旋が腰に集中する
胸椎は回旋運動が得意な背骨です。
しかし、
-
デスクワーク
-
猫背姿勢
-
呼吸が浅い生活
が続くと、胸椎は動かなくなります。
すると、本来胸椎で行うはずの回旋を腰椎が代わりに引き受けることになり、腰をひねるたびに痛みが出やすくなります。
② 胸椎が動かないと“振り向き動作”がつらくなる
「後ろを振り返ると痛い」
「車の運転で確認がつらい」
こうした動作では、胸椎の回旋がとても重要です。
胸椎が固いままだと、腰だけで無理に回ろうとして痛みが発生します。
自宅でできるセルフケア
● 胸椎回旋ストレッチ(座位で上半身をひねる)
骨盤を固定し、背中を意識して回す。
● 骨盤を左右にゆっくり回す体操
仙腸関節の動きを促す目的。
● 深呼吸+体幹回旋
呼吸と動きを連動させることで胸椎が動きやすくなります。
※ 痛みが強い場合は無理に行わないでください。
当院での対応
姫路市の鍼灸整骨院一心堂では、「ひねると腰が痛い」「検査では異常なし」と言われた方に対して、
胸椎・仙腸関節・腰椎の回旋の役割分担 を丁寧に評価します。
-
SCJM法で胸椎・仙腸関節の微細な回旋制限を調整
-
腰椎に集中している負担を分散
-
鍼灸で深部筋の緊張を緩め、回旋をスムーズに
-
日常動作(振り向き・立ち上がり・歩行)のクセを修正
画像に写らない“動きの異常”こそ、慢性腰痛の大きな原因になることが多いです。
【まとめ】
腰をひねったときの痛みが画像検査で異常なしと言われる場合、
-
胸椎の回旋不足
-
骨盤(仙腸関節)の動きの低下
-
回旋動作の役割分担の崩れ
といった 機能的な問題 が背景にあることがあります。
「原因が分からない腰痛」
「ひねる動作だけ痛い」
という方は、腰だけでなく 胸椎と骨盤の回旋 に注目することが改善の近道です。