姫路市の鍼灸整骨院一心堂のブログにようこそ
「買い物袋を持つと、肘や前腕が不安になる」
「力はあるはずなのに、抜けそうな感じがする」
「重い物じゃないのに、腕が落ち着かない」
こんな感覚はありませんか?
この症状は、いわゆる“肘の痛み”とは少し違い、支えながら動かすときの不安定感 が特徴です。
実はこれも、腕や肘だけの問題ではないケースが少なくありません。
「物を持つ動作」は何が起きているか
物を持つとき、体では
手でつかむ
↓
前腕・肘が安定する
↓
肩・体幹が支える
という連動が起こります。
この流れがスムーズであれば、重さを分散して持つことができますが、
・持った瞬間に不安
・肘だけに力が集まる
・腕全体が固まる
場合、どこかで支点の受け渡しがうまくいっていない可能性があります。
なぜ物を持つと肘や腕が不安になるのか
① 肘が“支点”として使われすぎている
本来、物を持つときの支えは、
肩
体幹
肩甲帯
が分担して行います。
しかし、肩が安定していない体幹が使われていない状態では、肘が単独で支点になりやすくなります。
その結果、「抜けそう」「怖い」という感覚が出やすくなります。
② 肩甲骨の安定性が足りない
肘や前腕の安定感は、実は 肩甲骨の位置 に大きく影響されます。
肩甲骨が落ち着かないと、肘がぶら下がる前腕に余計な力が入るといった状態になり、不安定感につながります。
③ 防御反応で腕全体が固まっている
過去に肘や肩を痛めた経験があると、体は物を持つ瞬間に、「力を抜くと危ない」と判断し、腕全体を固める 防御反応 を起こします。
この反応が、実際以上の疲れや不安を生みます
放っておくとどうなる?
この状態を放置すると、物を持つ動作が億劫になる利き手ばかり使うようになる腕を常に緊張させてしまうといった変化が起こります。
やがて、肘や前腕の張り肩こりや首の違和感家事や仕事での疲労感につながることもあります。
自宅でできるセルフチェック・ケア
● 物を持つ前に、肩を軽く回して力を抜く
→ 肘だけで支えていないか確認。
● 肘を伸ばしきらず、少し余裕を持たせる
→ 支点が分散されやすくなります。
● 持つ前に一度深呼吸
→ 防御反応による力みを和らげます。
※ 痛みが出る場合は無理をしないでください。
当院での対応
姫路市の鍼灸整骨院一心堂では、「物を持つと肘や腕が不安」という方に対して、肘関節単独ではなく肩・肩甲骨・体幹との連動を評価します。
SCJM法で、物を支えるときに支点となる関節の微細な動きを整え、肘や腕が過剰に頑張らなくて済む状態を目指します。
必要に応じて鍼灸を併用し、防御反応による緊張を和らげていきます。
【まとめ】
物を持つと肘や腕が不安になるのは、
肘が支点として使われすぎている
肩甲骨や体幹の安定が不足している
防御反応で腕全体が固まっている
といった 動きの質の問題 が関係していることがあります。
「肘が弱くなった」
と決めつけず、物を支えるとき、どこが頑張っているか
そこに目を向けることが、腕・肘の不調を防ぐ大切なポイントになります。