こんにちは、姫路市の鍼灸整骨院一心堂のブログへようこそ。第2回目では、変形性膝関節症の診断方法と、当院でのアプローチについてご紹介します。
変形性膝関節症の診断方法
変形性膝関節症の診断方法変形性膝関節症の診断は、主に以下の方法で行われます
①問診と視診
患者さんの症状や生活習慣、過去の怪我の履歴について詳しく聞き取りを行い、膝の外観を確認して腫れや変形の有無をチェックします。
②触診
医師が膝を触診し、痛みの部位や範囲、関節の動きの範囲を評価します。これにより、膝の状態を詳細に把握することができます。
③画像診断
レントゲン、MRI、超音波検査などの画像診断によって、関節の軟骨の状態や骨の変形の程度を確認します。特にレントゲンは、軟骨のすり減りや関節間の距離の変化を評価するのに有用です。
鍼灸整骨院一心堂でのアプローチ
鍼灸整骨院一心堂では、患者様一人ひとりの状態に合わせて施術を行っています。当院では、主に関節運動学に基づいた手技であるSCJM法(Soft Core Joint Mobilization)や鍼灸施術で痛みの緩和・軽減に導きます。
【SCJM法でのアプローチ】
変形性膝関節症は、膝の軟骨が摩耗し、関節が変形することで発生します。ただし、軟骨自体には神経が通っていないため、軟骨のすり減りそのものが直接的に痛みを引き起こすわけではありません。むしろ、痛みの主な原因は関節周囲の炎症や筋肉の緊張です。
SCJM法は、関節機能異常(関節の引っ掛かり)を外すことで、関連痛として起こっていた関節周囲の筋肉や靭帯の過緊張を和らげ、痛みを軽減することを目的としています。
【SCJM法の主な効果】
①痛みの軽減
軟骨の摩耗や関節の変形によって引き起こされる炎症や筋肉の緊張を和らげることで、膝の痛みを軽減します。特に、膝周囲の筋肉のバランスを整えることで、関節への負担を軽減し、痛みを抑えます。
②関節の動きの改善:
軟骨のすり減りによって関節の動きが制限されることが多いですが、SCJM法は仙腸関節からの放散痛や膝に至る筋肉の過緊張を取り除くことで、膝の動きをスムーズにします。また、膝関節自体の関節機能異常を改善することで膝関節がスムーズに動くようになります。
【鍼灸治療でのアプローチ】
当院では、変形性膝関節症の痛みや炎症を軽減するために、鍼灸治療も積極的に取り入れています。鍼灸は、特定のツボに鍼を施すことで、血流を改善し、体の自然治癒力を引き出します。
【筋力強化とストレッチ】
膝関節の安定性を保つためには、膝周囲の筋肉を強化することが重要です。当院では、患者さんの状態に合わせて、大腿四頭筋やハムストリングスの筋力を強化するためのEMSでの筋力強化・維持や、エクササイズを指導しています。
次回は、変形性膝関節症の予防策と日常生活で実践できるセルフケアについて詳しくお話しします。姫路市での膝に不安のある方は、ぜひお読みください。お楽しみに!