こんにちは、姫路市の鍼灸整骨院一心堂のブログにようこそ。
親指の付け根に痛みを感じたことはありませんか?この痛みは、母趾球痛と呼ばれ、日常生活やスポーツをしている方に多く見られる症状です。今回は、この母趾球痛の原因と対応策についてお話します。
母趾球痛(ぼしきゅうつう)とは?
母趾球痛は、足の親指の付け根部分(母趾球)に発生する痛みです。
この部分には、歩く際に体重が集中するため、痛みや違和感が生じやすくなります。症状が進行すると、痛みがひどくなり、日常的な動作や歩行が困難になることもあります。
【母趾球痛の主な原因】
母趾球痛の原因はさまざまですが、以下の要因が主に挙げられます。
①歩行時の体重のかかり方が偏っている
正しい歩行ができていない場合、親指の付け根に過度な体重がかかり、母趾球が圧迫されて痛みが発生することがあります。特に、扁平足や外反母趾の方は、足全体で均等に体重を支えることが難しく、母趾球に負担が集中しがちです。
②不適切な靴の使用
先の細い靴やヒールの高い靴を履いていると、足の指が圧迫され、母趾球に大きな負荷がかかります。これにより、痛みが生じやすくなるほか、摩擦によって炎症が起きることもあります。
③長時間の立ち仕事や過剰な運動
立ち仕事を続けたり、ランニングなどの運動を頻繁に行うと、足にかかる負担が増大し、母趾球の部分に疲労や炎症が蓄積されることがあります。特に足の使い方が悪い場合、母趾球が炎症を起こし、痛みが慢性化することもあります。
④加齢による足裏の脂肪パッドの減少
加齢に伴い、足裏にある脂肪パッドが薄くなり、母趾球が直接的な圧力を受けやすくなります。これにより、歩行時のクッション効果が減少し、痛みを感じることが増えてきます。
整骨院での対応策
母趾球痛に対して、一般的に整骨院では以下の対応を行っています。
日常生活でのケアと併せて施術を行うことで、痛みの改善が期待できます。
①足のアライメント(整列)調整
母趾球痛の原因として、足の骨や関節のアライメントが崩れていることが挙げられます。整骨院では、足首や足の関節の動きを整え、体重が均等にかかるように調整する施術を行います。これにより、親指にかかる負荷を軽減し、痛みを和らげます。
②足底筋膜や母趾球周辺の筋肉の緊張を緩和
母趾球周辺の筋肉が緊張している場合、足底筋膜や筋肉をリリース(解放)する施術を行います。これにより、血流が改善され、筋肉の緊張がほぐれることで痛みが軽減されます。特に、足底筋膜炎が原因で痛みが出ている場合には、この施術が効果的です。
③テーピングによるサポート
足のアーチをサポートするためのテーピングを使用することで、足の構造を安定させ、母趾球にかかる負荷を分散させます。これにより、痛みを軽減し、歩行時の負担を減らすことが期待できます。
④インソールの使用による圧力分散
母趾球にかかる圧力を分散させるために、オーダーメイドのインソールを使用することも推奨されます。整骨院では、足の形や歩き方に合わせたインソールを提案する院もあります。インソールの使用によって、母趾球にかかるストレスが減少し、痛みの予防が期待できます。
日常で出来るセルフケア
整骨院での施術と併せて、日常生活で以下のセルフケアを取り入れることで、母趾球痛の改善が期待できます。
【適切な靴を選ぶ 】
母趾球への圧力を軽減するために、つま先が広く、クッション性の高い靴を選ぶことが重要です。特に、足のアーチをサポートするインソールを併用すると、足全体で体重を分散でき、負担が軽減されます。
【足のストレッチ 】
母趾球周辺の筋肉をほぐすためのストレッチを毎日行いましょう。足の指を手で握り、軽く引っ張ることで、足の筋肉を伸ばすことができます。また、足裏をゴルフボールなどで転がしてマッサージすることも効果的です。
最後に
親指の付け根に痛みを感じている方は、母趾球痛の可能性があります。早めのケアと適切な施術で症状を改善し、快適な日常生活を取り戻しましょう。整骨院での施術に加えて、日常生活でのセルフケアを併用することで、痛みを効果的に軽減することができます。
姫路市で母趾球痛にお悩みの方は、ぜひ「鍼灸整骨院一心堂」へご相談ください。母趾球の痛みを根本から解消し、健康な足を取り戻すためのお手伝いをいたします。お待ちしております!