肋間筋のケアと整骨院での施術法
こんにちは、姫路市の鍼灸整骨院一心堂のブログにようこそ。
デスクワークが続くと、肩や腰に負担がかかると感じる方も多いと思いますが、実は肋骨の歪みが原因で体の不調が生じることがあります。
肋骨が歪むと、呼吸が浅くなったり、姿勢が悪化したりして、全身に影響を及ぼします。今回は、デスクワークによる肋骨の歪みと、それに伴う肋間筋のケア、そして整骨院での矯正方法について詳しく解説します。
肋骨の歪みとは?
肋骨は、胸郭を形成する骨で、12対24本あります。この肋骨は呼吸のたびに動くため、柔軟性を持っていますが、長時間の悪い姿勢や筋肉の緊張によって歪んでしまうことがあります。特に、デスクワークで前かがみの姿勢を続けると、胸が圧迫され、肋骨が内側に歪むことが多くなります。
肋骨が歪むと、以下のような症状が現れることがあります
・呼吸が浅くなる
・胸や背中に痛みや圧迫感がある
・肩こりや腰痛の悪化
・姿勢が悪くなる
・内臓機能への影響(胃腸の不調など)
これらの症状は、日常生活に大きな影響を与えるため、早めの対処が必要です。
デスクワークが肋骨に与える影響
デスクワークでは、長時間座っていることが多く、姿勢が前かがみになりやすくなります。
この状態が続くと、胸郭が圧迫され、肋骨の動きが制限されてしまいます。また、座った状態では肋間筋(肋骨の間にある筋肉)が緊張しやすく、これが原因で肋骨の動きがさらに悪化することがあります。
肋骨が歪むと、胸郭全体のバランスが崩れ、肋間筋が過度に緊張します。その結果、呼吸が浅くなり、体内に十分な酸素が供給されず、疲れやすくなります。また、背中や肩に痛みを感じることもあり、姿勢が悪化する原因になります。
肋間筋のケア方法
肋間筋の緊張を緩和し、肋骨の歪みを予防するためには、以下のセルフケアを取り入れることが効果的です。
【肋間筋ストレッチ】
肋間筋を伸ばすことで、肋骨の動きを改善し、呼吸を深くすることができます。簡単にできる肋間筋ストレッチを試してみましょう。
①両手を頭の後ろに組み、胸を開くように体を後ろに反らします。
②この状態で深呼吸をし、肋骨が広がるのを意識します。
③左右の胸をそれぞれ伸ばすように、体を左右にゆっくりと傾け、肋間筋をしっかり伸ばします。
【呼吸法の改善】
浅い呼吸が続くと肋骨が歪みやすくなるため、深い呼吸を意識して行うことが大切です。腹式呼吸や胸式呼吸を日常に取り入れることで、肋骨周りの筋肉がリラックスし、胸郭の柔軟性が保たれます。
①ゆっくりと鼻から息を吸い、胸やお腹を膨らませるように深呼吸を行います。
②息を吐く際には、口からゆっくりと息を吐き、体をリラックスさせます。
【姿勢の見直し】
デスクワーク中の姿勢を意識することも重要です。背筋を伸ばし、肩甲骨を引き寄せるようにして座ると、胸が開き、肋骨の動きが良くなります。また、1時間に1回は立ち上がって軽いストレッチを行い、筋肉の緊張をほぐすことが大切です。
整骨院での施術
デスクワークで歪んでしまった肋骨は、整骨院での施術などが効果的です。以下の方法で肋骨の歪みを矯正し、体のバランスを整えます。
①関節矯正による胸郭の調整
肋骨の歪みを整えるためには、胸郭全体の動きをスムーズにする必要があります。整骨院では、関節の動きを改善する施術を行い、肋骨が正しい位置に戻るように調整します。特に、肋骨と胸骨のつながりや背骨との関係を調整し、肋骨の歪みを解消します。
②肋間筋のリリース
肋間筋が緊張していると肋骨の動きが制限されてしまうため、筋肉の緊張をほぐすためのリリースを行います。鍼灸やマッサージを併用することで、肋間筋をリラックスさせ、肋骨の動きを改善します。これにより、呼吸が深くなり、体全体のバランスも良くなります。
③姿勢矯正とストレッチ指導
肋骨が再び歪まないよう、正しい姿勢の維持をサポートします。整骨院では、日常生活で姿勢を保つためのストレッチやエクササイズを指導し、肋骨の動きが維持できるようにします。また、姿勢矯正の施術により、体全体のバランスを整え、痛みや不調の再発を防ぎます。
当院では、肋骨と背骨の関節である肋椎関節の機能異常を、関節運動学基づいた施術で改善に導きます。
最後に
デスクワークによる肋骨の歪みは、放置しておくと呼吸が浅くなるだけでなく、全身に影響を与えます。肋間筋のケアや、姿勢の改善を日常生活に取り入れながら、必要に応じて整骨院での施術を受けることをお勧めします。
姫路市で肋骨の歪みや体の不調にお悩みの方は、ぜひ「鍼灸整骨院一心堂」にご相談ください。