姫路市の鍼灸整骨院一心堂のブログにようこそ。
最近、パソコンやスマートフォンの使用が増え、手のしびれや痛みに悩まされている方が多いのではないでしょうか。その症状、もしかしたら手根管症候群かもしれません。今回は、手根管症候群の原因や症状、そして関節運動学に基づいた当院での改善法について詳しくご紹介します。
手根管症候群とは?
手根管症候群は、手首の内側にある手根管というトンネル状の部分で、正中神経が圧迫されることによって起こる症状です。正中神経は、親指から薬指の半分までの感覚や運動を司る重要な神経です。
この神経が圧迫されると、以下のような症状が現れます。
●手や指のしびれ、痛み
●物を握りづらい、力が入らない
●夜間や朝方に症状が悪化する
●親指の付け根の筋肉が萎縮する
手根管症候群の主な原因
手根管症候群の原因はさまざまですが、以下の要因が主に挙げられます。
①手首の過度な使用
パソコン作業やスマートフォンの操作など、手首を頻繁に使う動作が続くと、手根管内の腱が炎症を起こし、正中神経を圧迫します。
②姿勢の悪さ
猫背や前かがみの姿勢が続くと、肩や首の筋肉が緊張し、神経の通り道が狭くなります。これが手首まで影響を及ぼし、症状を悪化させます。
③ホルモンバランスの変化
妊娠中や更年期の女性は、ホルモンバランスの変化により、手根管症候群を発症しやすくなります。
④その他の要因
糖尿病や甲状腺機能低下症などの内科的疾患も、手根管症候群のリスクを高めます。
関節運動学的なアプローチによる改善法
当院では、関節運動学に基づいた手技で手根管症候群の改善を目指しています。具体的には、以下の施術を行います。
①手首の関節調整
手首の関節が硬くなっていると、手根管内のスペースが狭くなり、神経を圧迫します。関節の動きをスムーズにすることで、正中神経への圧迫を軽減します。
②前腕や肩の筋肉の緊張を緩和
手首だけでなく、前腕や肩周りの筋肉が緊張していると、神経や血管の流れが悪くなります。肋椎関節(背骨と肋骨を繋ぐ関節)の機能異常を改善することで、筋肉の緊張を緩和することで、症状の改善を図ります。
予防法
手根管症候群の予防・改善には、日常生活でのセルフケアも重要です。
●休憩を取る
長時間同じ作業を続けないようにし、こまめに手首を休ませましょう。
●手首のストレッチ
手首を前後にゆっくりと曲げ伸ばしすることで、筋肉の緊張を和らげます。
●姿勢の見直し
デスクワークの際は、椅子や机の高さを調整し、正しい姿勢を保つよう心掛けましょう。
【注意点】
手根管症候群は、放置すると症状が悪化し、手術が必要になる場合もあります。早めの対処が大切です。
手のしびれや痛みは、日常生活に大きな支障をきたします。
当院では、関節運動学に基づいた施術を用いて、根本的な原因にアプローチし、症状の改善をサポートしています。手根管症候群でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
姫路市の「鍼灸整骨院一心堂」で、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。