姫路市の鍼灸整骨院一心堂のブログにようこそ。
現代社会では、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用により、手首の痛みや違和感を感じる方が増えています。その中でも手首の腱鞘炎は、繰り返し同じ動作を行うことで起こりやすい症状です。今回は、関節運動学的アプローチを用いて、手首の腱鞘炎を効果的に改善する方法についてご紹介します。
手首の腱鞘炎とは?
手首の腱鞘炎は、手首や指を動かす腱が通るトンネル(腱鞘)が炎症を起こし、痛みや腫れを引き起こす症状です。
主な原因は以下の通りです。
繰り返しの動作:キーボードやマウスの使用など、同じ動作を長時間続けることで腱に負担がかかります。
不適切な姿勢:手首を反らせた状態での作業や、腕の支持が不十分な状態でのタイピング。
過度な力の使用:重いものを持つ、強い力で握る動作の繰り返し。
【主な症状】
●手首や親指側の痛み、腫れ
●動かしたときの違和感や引っかかり感
●握力の低下や物を落としやすくなる
関節運動学的アプローチとは?
関節運動学的アプローチは、関節の動きや機能を科学的に分析し、関節包内の運動が悪くなることで生じる、関節の可動域制限や関連痛・放散痛などを改善する方法です。この手法では、以下のポイントに注目します。
①関節の可動域の改善:関節包内運動を改善し、正常な動きを取り戻します。
②筋緊張の緩和:過度に緊張した筋肉を緩めます。
③神経の働きの正常化:神経伝達をスムーズにし、痛みやしびれを軽減します。
手首の腱鞘炎に対する関節運動学的アプローチ
当院では、以下のステップで手首の腱鞘炎の改善を目指します。
1. 評価と分析
●姿勢のチェック:デスクワーク時の姿勢や手首の位置を確認します。
●可動域の測定:手首や指の動きが制限されていないか評価します。
●筋力テスト:関連する筋肉の強さやバランスをチェックします。
2. 手技による施術
●SCJM法(AKA療法):肋椎関関節や手首や指を優しく動かし、可動域を広げます。
●筋膜リリース:筋肉や筋膜の緊張をほぐし、血流を改善します。
●ストレッチ:短縮した筋肉を伸ばし、柔軟性を高めます。
自宅でできるセルフケア
手首の腱鞘炎は、日常生活でのケアも重要です。以下の方法を試してみてください。
1. 休息を取る
痛みがあるときは、無理に動かさず安静にします。
2. 冷却・温熱療法
急性期(痛み始め):氷嚢や冷湿布で患部を冷やします。
慢性期(痛みが続く場合):温湿布や入浴で患部を温め、血行を促進します。
3. ストレッチ
手首を反らしたり曲げたりするストレッチをゆっくり行います。
4. 作業環境の見直し
キーボードやマウスの位置を調整し、手首に負担がかからない姿勢を心がけます。
最後に
手首の腱鞘炎は、早期の対応が重要です。関節運動学的アプローチを取り入れることで、痛みの原因に直接働きかけ、効果的な改善が期待できます。
姫路市で手首の痛みや腱鞘炎にお悩みの方は、ぜひ「鍼灸整骨院一心堂」にご相談ください。専門的な知識と技術で、皆さまの健康をサポートいたします。