ようこそ、姫路市の鍼灸整骨院「一心堂」のブログへ。
日常生活や仕事で指を頻繁に使う方の中には、指を曲げ伸ばしする際に引っかかりや痛みを感じるバネ指(弾発指)に悩まれている方も多いのではないでしょうか。今回は、バネ指の原因と症状、そして関節運動学的手技を用いて指の動きをスムーズに改善する方法について詳しくご紹介します。
バネ指とは?
バネ指は、指の腱が腱鞘(けんしょう)というトンネル状の組織を通る際に、腱鞘の炎症や腫れにより腱の滑りが悪くなる状態です。その結果、指を曲げたり伸ばしたりする際に引っかかりを感じたり、痛みを伴うことがあります。
【主な症状】
●指の引っかかり感: 指を曲げ伸ばしする際にカクンとした感覚がある
●痛み: 指の付け根や手のひら側に痛みを感じる
●可動域の制限: 指が完全に伸ばせない、または曲げられない
●朝のこわばり: 起床時に症状が強く現れることが多い
【バネ指の原因】
●過度な使用
手指を酷使する作業(パソコン作業、手芸、楽器演奏など)を長時間続けると、腱と腱鞘に負担がかかります。
●加齢による変化
年齢とともに組織の柔軟性が低下し、炎症が起こりやすくなります。
●ホルモンバランスの影響
妊娠中や更年期の女性に多く見られます。
●疾患の影響
糖尿病やリウマチなどの基礎疾患がある場合、発症リスクが高まります。
関節運動学的手技とは?
関節運動学的手技は、関節の正しい動きや筋肉のバランスを科学的に分析し、正常な機能を取り戻すための施術法です。この手技を用いることで、バネ指の原因である関節の引っかかりを改善し、指の動きをスムーズにします。
当院での施術方法
【詳細な評価】
●可動域検査: 指の曲げ伸ばしの程度や痛みが出る動作を確認します。
●触診: 腱や腱鞘の状態を触れて確かめ、炎症の有無を確認します。
【関節運動学的手技】
●関節運動の異常を改善: 関節の引っかかりを外し、関節が滑らかに動くように調整します。
●筋膜リリース: 手指や前腕の筋膜の緊張を解きほぐし、血流を促進します。
●ストレッチ: 指や手首の筋肉を伸ばし、柔軟性を高めます。
【セルフケアの指導】
●ストレッチ方法: 自宅でできる簡単な指のストレッチをお教えします。
●負担軽減のアドバイス: 日常生活での指の使い方や休息の取り方を提案します。
自宅でできるセルフケア
【安静にする】 痛みが強い場合は、指を休めることが大切です。
【温める】 お風呂で温めたり、温湿布を使用して血行を良くします。
【ストレッチ】
●指の反らし運動: 反対の手で痛みのある指をゆっくりと反らせます。
●握力ボールの使用: 柔らかいボールを握ったり離したりして、筋力を維持します。
【マッサージ】 指の付け根をやさしくマッサージして、筋肉の緊張を緩和します。
最後に
バネ指は早期に対処することで、症状の悪化を防ぐことができます。当院では、関節運動学的手技を用いて指の動きをスムーズにし、痛みを軽減するお手伝いをしております。
指の引っかかりや痛みでお困りの方は、ぜひ一度姫路市の鍼灸整骨院「一心堂」にご相談ください。専門的な知識と技術で、皆さまの快適な生活をサポートいたします。