
姫路市の鍼灸整骨院一心堂のブログにようこそ。
「寝る前になると足がむずむずする…」「じっとしていると落ち着かず、足を動かさずにいられない…」
こういった症状に心当たりがある方、それは**レストレスレッグス症候群(RLS:むずむず脚症候群)**の可能性があります。
この症状は、夜間の睡眠を妨げる原因にもなり、放っておくと睡眠不足から日中の倦怠感や集中力の低下を引き起こすことも。
今回は、レストレスレッグス症候群の原因や対処法を詳しく解説し、自宅でできるセルフケアや改善のヒントをお伝えします。
レストレスレッグス症候群とは?
レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)は、主に夜間や安静時に足に不快な感覚(むずむず、チクチク、ピリピリ)を感じ、じっとしていられなくなる症状です。
✅ 特に横になってリラックスしている時に発症しやすい
✅ 足を動かすと一時的に症状が和らぐが、止めると再び違和感が出る
✅ 睡眠の質が低下し、日中の眠気や倦怠感につながることも
むずむず脚症候群の原因
【 鉄分不足】
鉄分はドーパミン(神経伝達物質)を作るために必要な栄養素。
不足すると神経の働きが乱れ、足の違和感が出やすくなると言われています。
✅ 貧血気味の人、妊娠中の女性は特に注意が必要
【自律神経の乱れ】
日中のストレスや生活習慣の乱れによって、交感神経(活動モード)と副交感神経(リラックスモード)の切り替えがスムーズにいかなくなると、むずむずした違和感が発生しやすくなります。
✅ 夜にスマホやPCを長時間使用している人は要注意!
【体の冷えや血流の滞り】
冷えや血行不良が原因で、神経が過敏になり、足の違和感を引き起こすこともあります。
特に、エアコンの冷えや長時間のデスクワークで足を動かさない人は、血流が滞りやすいため注意しましょう。
【カフェインやアルコールの影響】
✅ 夜にコーヒーやエナジードリンクを摂取すると、神経が興奮し症状が悪化しやすい
✅ アルコールも血流を乱し、むずむず感を引き起こす要因になることも
むずむず脚症候群を和らげる対策
【鉄分をしっかり摂取】
鉄分不足が原因の場合、食事で鉄分を補うことが重要です。
✅ 鉄分を多く含む食品
- レバー
- 赤身の肉(牛肉、豚肉)
- ほうれん草、ひじき
- 貝類(あさり、しじみ)
✅ ビタミンCと一緒に摂ると吸収率UP!
→ 例:レモンを絞ったサラダと一緒に食べる、鉄分入りのスムージーを飲む
【寝る前の軽いストレッチ】
夜に足を軽く動かして血流を促すことで、むずむず感を軽減できます。
✅ ふくらはぎ伸ばしストレッチ
- 壁に手をつき、片足を後ろに引く
- かかとを床につけたまま、前足に体重をかけて伸ばす(10秒キープ)
- 反対側も同じように行う
✅ 足首回し
- 椅子に座り、片足を持ち上げる
- 足首をゆっくり回す(左右10回ずつ)
→ 血流が良くなり、足の違和感が軽減!
【足の冷え対策】
✅ 寝る前に足湯をする(40℃のお湯に10分つかる)
✅ 靴下を履いて足を温める(ただし締め付けの少ないもの)
→ 血流が良くなり、神経の過敏さが和らぐ!
【カフェインを控える】
✅ コーヒー、緑茶、エナジードリンクは夕方以降避ける
✅ 夜はカフェインレスのお茶やハーブティーを選ぶ(カモミールティーなど)
→ 神経の興奮を抑え、リラックスしやすくなる!
【ツボ押しでリラックス】
✅ 太衝(たいしょう)(足の甲の親指と人差し指の間)
→ 神経の興奮を抑え、足の違和感を軽減!
✅ 三陰交(さんいんこう)(内くるぶしの上4本分のところ)
→ 冷えや血流の滞りを改善!
ツボを優しく5秒押して離すを3回繰り返しましょう。
【まとめ】
レストレスレッグス症候群の対策ポイント
✅ 鉄分をしっかり摂取し、神経の働きを整える
✅ 寝る前の軽いストレッチで血流を促進
✅ 足を冷やさず、血流をスムーズにする
✅ カフェインやアルコールを控え、神経を落ち着かせる
✅ ツボ押しで自律神経を整える