
姫路市の鍼灸整骨院一心堂のブログにようこそ。
「夜、手足が冷えてなかなか眠れない…」
「布団に入っても体が冷たく、寝つきが悪い…」
「朝までぐっすり眠れず、途中で目が覚めてしまう…」
冷え性の方にとって、夜の寒さは睡眠の質に大きく影響を与えます。
冷えがひどくなると、体のリズムが乱れ、深い眠りに入れなくなることも。
今回は、冷え性がどのように睡眠に影響を及ぼすのか、そして「冷えによる睡眠の質の低下」を防ぐための新たな視点をご紹介します。
冷え性が睡眠の質に与える影響とは?
冷え性の人は、一般的に「寝つきが悪い」「途中で目が覚める」「朝スッキリ起きられない」などの悩みを抱えています。
その原因は、以下のようなメカニズムによるものです。
【体温調節機能の乱れが眠りを妨げる】
私たちの体は、寝る前に深部体温を下げることで眠りに入りやすくなる仕組みになっています。
通常は、手足の血管が広がり、放熱することで自然に体温が下がるのですが…
✅ 冷え性の方は、手足の血管が収縮しており、放熱がうまくできない
✅ その結果、脳が「まだ眠る準備ができていない」と判断し、寝つきが悪くなる
「布団に入っても足先が冷たい」「寝るまで時間がかかる」という方は、体温調節機能がスムーズに働いていない可能性があります。
【深部体温が低いと深い眠りに入れない】
冷え性の方は、体全体が冷えており、深部体温も低くなりがちです。
深部体温が低すぎると、以下のような影響が出ることがわかっています。
✅ 睡眠の「深い部分(ノンレム睡眠)」が短くなる
✅ 夜中に目が覚めやすく、途中で何度も起きてしまう
✅ 朝スッキリ起きられず、倦怠感が残る
つまり、冷え性の人は「眠りが浅くなりやすい」ため、しっかり寝ても疲れが取れにくい状態になりやすいのです。
【自律神経の乱れが睡眠リズムを崩す】
冷え性の方は、交感神経(活動モード)が優位になりやすいため、寝る前もリラックスできず、寝つきが悪くなることがあります。
✅ 血管が収縮したままで、手足が冷たい
✅ 副交感神経(リラックスモード)に切り替わらず、深い眠りに入れない
✅ 睡眠のリズムが乱れ、朝スッキリ目覚められない
ストレスや疲労が溜まると、さらに自律神経が乱れ、冷えが悪化するという悪循環に…。
冷えによる睡眠の質低下を防ぐための新たな視点
冷えを解消し、質の良い睡眠をとるためには、以下の「3つのポイント」を意識することが重要です。
【「寝る前の温活」で深部体温を調整する】
冷え性の方が**「体を温める」だけでなく、「放熱しやすい状態を作る」**ことが大切です。
✅ ぬるめのお風呂(38~40℃)に15分浸かる
→ お風呂後30分以内に布団に入ると、放熱がスムーズになり寝つきが良くなる!
✅ 足湯をする場合は、足首まで温める
→ 血流が良くなり、足先がポカポカに!
【寝る前のツボ押しで血流を改善する】
寝る前に、「冷え性改善」に役立つツボを刺激するのもおすすめです。
① 三陰交(さんいんこう)
✅ 内くるぶしから指4本分上の骨の際
✅ 女性の冷え性・血流改善に効果的
② 太谿(たいけい)
✅ 内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ
✅ 足元の血流を良くし、温かさを持続させる
→ 指で5秒ほど押して、ゆっくり離す(5回繰り返す)と◎!
【寝る環境を整えて冷え対策】
✅ 寝る前にコップ1杯の白湯を飲む
✅ 布団に入る前に軽いストレッチをする
✅ 電気毛布や湯たんぽを活用する(ただし温めすぎには注意)
寝る直前にスマホを見たり、カフェインを摂ると、交感神経が刺激されて眠りにくくなるため注意!
【まとめ】
✅ 冷え性の人は、寝る前に深部体温がうまく下がらず、寝つきが悪くなりやすい
✅ 体が冷えていると眠りが浅くなり、途中で目が覚めやすくなる
✅ 自律神経の乱れが、睡眠の質をさらに低下させる
改善するには…
✅ ぬるめのお風呂で体を温める&放熱しやすい状態を作る
✅ 寝る前のツボ押しやストレッチで血流を改善する
✅ 睡眠環境を整え、温かくリラックスできる状態にする
「冷え性と睡眠の質の低下でお悩みの方は、姫路市の鍼灸整骨院一心堂にお気軽にご相談ください!」