
姫路市の鍼灸整骨院一心堂のブログにようこそ
「朝起きてもスッキリしない」
「しっかり寝たはずなのに、日中ずっとだるい」
「夜中に何度も目が覚めてしまう…」
そんな不調の背景にあるのが、寝ている間の呼吸の浅さかもしれません。
眠っているときの呼吸は、自分ではコントロールできないぶん、体調に大きく影響します。
今回は、無意識の呼吸がもたらす体調への影響と、その改善ポイントについてご紹介します。
寝ている間の呼吸が浅くなる原因とは?
【姿勢による胸郭の圧迫】
仰向けやうつ伏せで寝ているとき、背中や胸まわりの筋肉がこわばっていると、
呼吸に必要な肋骨や横隔膜の動きが制限され、深く息を吸えなくなることがあります。
特に猫背や巻き肩の方は、日中の姿勢がそのまま睡眠中にも影響しやすく、
無意識のうちに浅い呼吸を繰り返していることも。
【自律神経の乱れ】
ストレスや緊張が強いと、交感神経(活動モード)が優位になりやすく、
寝ている間も呼吸が浅く、体がしっかり“休息モード”に入れないことがあります。
この状態では、深い眠り(ノンレム睡眠)に入りづらく、
朝起きたときに「しっかり眠れた感」が得られにくくなります。
浅い呼吸が続くとどうなる?
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酸素不足で疲れやすくなる
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脳や筋肉への酸素供給が低下し、日中の集中力が続かない
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睡眠の質が下がり、夜間の回復力が落ちる
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慢性的な肩こり・頭痛・倦怠感の原因にも
つまり、寝ている間の呼吸の浅さは、翌日の体調にダイレクトに響くのです。
一心堂でできるサポート
「眠りが浅い」「寝ても疲れが取れない」
そんな方には、当院での体のバランスを整えるアプローチがおすすめです。
【SCJM法で肋椎関節の動きを改善】
呼吸に直接関わる**肋椎関節(肋骨と背骨の関節)**が固まっていると、胸郭の動きが悪くなり、浅い呼吸になりがちです。
当院のSCJM法(関節運動学に基づいた手技)では、
この肋椎関節の引っ掛かり(関節機能異常)をやさしく調整し、
自然と深い呼吸ができる体へと導きます。
【鍼灸で呼吸を整えるツボを刺激】
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【膻中(だんちゅう)】…胸の中心にあり、呼吸を深めるツボ
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【神門(しんもん)】…自律神経のバランスを整え、リラックスを促すツボ
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【太渓(たいけい)】…腎機能を助け、深部の疲れに対応するツボ
鍼灸ではこれらのツボを活用し、自律神経と呼吸のリズムを整えるサポートを行っています。
自分でできる寝る前の呼吸ケア
【横隔膜を動かす深呼吸】
寝る前に3〜5分、お腹をふくらませるようにゆっくり吸って、細く長く吐くだけでも副交感神経が優位に。
体が落ち着き、自然と深い眠りに入りやすくなります。
【寝る前のストレッチ】
首や肩まわり・背中をゆるめるストレッチをすると、
呼吸筋がほぐれて、胸が広がりやすくなります。
【まとめ】
眠っている時間も「体の声」を聞くことが大切です
「眠ったはずなのに疲れが残る」
「朝からどこかスッキリしない」
そんな方は、“寝ている間の呼吸の質”を見直すことが、体調改善の第一歩になるかもしれません。