
姫路市の鍼灸整骨院一心堂のブログにようこそ。
「夏でも手足が冷たい」
「冬場は重ね着しても体の芯が冷える」
そんな“冷えやすい体質”でお悩みの方は多いですが、実はその原因が“関節の動き”にある可能性をご存じですか?
特に注目したいのが、背骨と肋骨のつなぎ目にある「肋椎関節(ろくついかんせつ)」です。
この関節が硬くなると、呼吸や血流、自律神経の働きにも影響を及ぼすことがあるのです。
肋椎関節とは?
肋椎関節は、肋骨と胸椎(背骨の胸の部分)をつなぐ関節で、左右12対ずつ存在します。
この関節がスムーズに動くことで、呼吸に合わせて肋骨が開いたり閉じたりし、肺がしっかり膨らみます。
しかし、姿勢の崩れや運動不足、長時間のデスクワークなどによって、この関節が硬くなってしまうと…
-
胸郭が広がりにくくなり呼吸が浅くなる
-
自律神経の働きが乱れやすくなる
-
背中や肋骨まわりの筋肉が緊張しやすくなる
といった連鎖的な変化が起こり、結果的に「冷え」を感じやすい体になることがあります。
冷えやすい女性に肋椎関節の硬さが多い理由
女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、代謝が落ちやすく、もともと冷えやすい体質の方が多い傾向にあります。
そこに加えて、呼吸の浅さや姿勢の崩れがあると、肋椎関節の動きがさらに悪くなり、血流や神経の働きにも影響が出やすくなるのです。
特に以下のような生活習慣の方は、要注意です。
-
猫背気味で呼吸が浅い
-
長時間、前かがみで仕事をしている
-
緊張やストレスがたまりやすい
-
手足の冷えが慢性的に続いている
姫路市の鍼灸整骨院一心堂でのアプローチ
当院では、「冷えやすい」「呼吸が浅い」「背中が張る」などのお悩みに対し、肋椎関節の動きを丁寧に評価しながら施術を行っています。
◉ SCJM法で関節の引っ掛かりを調整
関節運動学に基づいた手技「SCJM法」を用いて、肋椎関節や仙腸関節などの引っ掛かりを解除。
肋骨の動きがスムーズになることで、深い呼吸がしやすくなり、自律神経のバランスや血流の改善にもつながります。
◉ 鍼灸施術で筋の緊張と自律神経にアプローチ
呼吸が浅い方は、首や背中の筋肉がこわばっているケースが多いため、ツボ刺激や鍼灸で緊張をやさしく緩めていきます。
体の内側から温まる感覚を実感される方も多く、冷え性や睡眠の質の向上にも役立ちます。
◉ 微弱電流「ソーマダイン」でさらに神経の働きをサポート
必要に応じて、ソーマダインという微弱電流機器を使用し、神経や細胞レベルでの回復を促進。
体の奥の冷えや倦怠感にアプローチしやすくなります。
まとめ:冷えの裏にある“関節の硬さ”を見逃さないで
冷えは単なる血流の問題ではなく、「呼吸」や「姿勢」「関節の動き」が深く関わっています。
もし「冷えがなかなか改善しない」「深く呼吸できない気がする」と感じることがあれば、一度、肋椎関節の動きに目を向けてみてはいかがでしょうか?
姫路市の鍼灸整骨院一心堂では、関節機能の改善と自律神経のバランス調整を通じて、内側から温かい体づくりをサポートしています。